コンテントヘッダー

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少女「お菓子をくれたら悪戯してもいいよっ」

参考曲:なし



 1 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/29(火) 21:59:57 ID:RH4EiWeo

少女「うふふー」ニヤニヤ

男「お?」

少女「だからお菓子お菓子ー」ニヤニヤ

男「ああ、そうか、ハロウィンの季節かあ」

少女「うふふー」ニヤニヤ

男「じゃあほれ、カントリィマァムをやろう」ヒョイ

少女「うふ?」

 2 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/29(火) 22:03:13 ID:RH4EiWeo

少女「それだけ?」

男「それだけってお前、おれがお菓子たくさん持ち歩いてるように見えるのか?」

少女「そ、そうじゃなくってえ」

男「あと一個はおれの分なんだから」

男「おれもカントリィマァム好きなんだから」

少女「うぅ」

男「ほれ、紅茶かなんか買ってきてやるから、そこの公園で食おうぜ」

少女「う、うんっ」



 3 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/29(火) 22:09:33 ID:RH4EiWeo

男「ほれ、ミルクティー」ヒョイ

少女「あ、ありがとう」

男「あーあったけえ」

少女「それは珈琲?」

男「おう」

少女「珈琲って美味しい?」

男「お子様にはまだ早い味だな」

少女「む」

男「あと5年したら飲みな」

少女「むむぅ」



 4 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/29(火) 22:13:09 ID:RH4EiWeo

男「さ、カントリィマァム食おうぜ」

少女「う、うん」

男「これって田舎のオカンの味、みたいな意味なんだろうな」

少女「そうなの?」

男「カントリィって田舎ってことなんだよ」

少女「へえ」

男「マァムは、まあ、ママかな」

少女「詳しいね」

男「適当だよ」



 5 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/29(火) 22:19:46 ID:RH4EiWeo

少女「カントリィマァム好きだったっけ?」

男「ん? うん、普通に好き」

少女「……好きなんだ」

男「うん、好き」

少女「……」ドキドキ

男「あのさ、お菓子くれって言ってたわりにさ、衣装も特にねえんだな」

少女「あ、うん」

少女「なんかコスプレしてた方がよかったかな?」

男「コスプレって言うなよ」



 6 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/29(火) 22:23:46 ID:RH4EiWeo

少女「魔女っ子とか、可愛いね」

男「あー魔女ね」

少女「魔法少女の方が好き?」

男「うん、割と」

少女「……アニオタ」

男「……ソウダネ」

少女「否定しないんだ」

男「知ってるだろ」



 7 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/29(火) 22:34:10 ID:RH4EiWeo

少女「お母さんがね、去年トイレットペーパー体中に巻いてミイラのコスプレしてたよ」

男「……」

男「若いな」

少女「面白かったよー」

男「はは」

少女「今年はなにかなー」

男「毎年やってんの!?」

少女「うん、一昨年はゾンビだったよ」

男「……」

少女「紫とか茶色っぽいお化粧して、レバーを体中に」

男「いや、もうその話はよそう」



 9 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/29(火) 22:42:01 ID:RH4EiWeo

少女「……」ハムハム

男「……」モグモグ

少女「美味しい」

男「なんでこう、珈琲とあうかな」

男「なんでこう絶妙なのかな」

少女「オカンの味だからでしょ」

男「そうか」

少女「……」

男「……」



 10 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/29(火) 23:01:29 ID:RH4EiWeo

少女「ねえ、悪戯しないの?」

男「んぐっ」ブフォア

少女「してもいいよ? お菓子くれたから」

男「……」フキフキ

少女「ねえ?」

男「アホか」フキフキ

少女「真剣だよ?」

男「『悪戯』って言ってるじゃん」

少女「ん……それは……」

男「『悪戯』ってことは、ダメなことってことだろ」



 11 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/29(火) 23:09:05 ID:RH4EiWeo

少女「う」

男「自分でもわかってんだろ、それはダメなことって」

少女「……してほしいんだもん」

男「マセガキ」

少女「……ソウダネ」

男「否定しないんだ」

少女「……ふふっ」

男「……ふっ」

少女「真似すんなよー」

男「お前が先じゃん」



 15 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2013/10/30(水) 04:32:29 ID:o8gcB3j.

>>1って前にも何か書いてたのか!?良い雰囲気だ、続きを所望する!


…ところで少女は幼女なのかい??



 16 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2013/10/30(水) 08:11:28 ID:4fCOUjiI

少女(57歳)



 20 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2013/10/30(水) 11:08:57 ID:1wZSQ8Ho

>>16
少(しは)女(が残っている)
存在だったのか・・・



 22 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/30(水) 20:57:16 ID:mc5ml1Hk

少女「なんで私、もうちょっと早く生まれなかったかなあ」

男「無茶言うなよ」

少女「そしたらガキ扱いされなかったのに」

男「もう5年の辛抱だよ」

少女「長いよ」

男「あっという間だよ」

少女「……あっという間だったの?」

男「光より早かった」

少女「うっそだー」

男「ほんとだよ」



 23 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/30(水) 21:02:08 ID:mc5ml1Hk

少女「光って1秒で地球7周するんでしょ」

男「7周半」

少女「それより早いの?」

男「うん、もう深呼吸1回する間に小学校終わった感じ」

少女「えー」

男「鼻ほじってる間に中学校終わった」

少女「えー汚いー」

男「ケツ拭いてる間に高校も終わった」

少女「ぎゃあ! 汚い! 最低!」



 24 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/30(水) 21:05:05 ID:mc5ml1Hk

少女「クラスの男子と言ってることが同レベル!」

男「はは、脳は止まったままなのかもね」

少女「身体は大人で?」

男「頭脳は子ども」

少女「役に立たないなー」

男「ははっ」



 25 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/30(水) 21:10:11 ID:mc5ml1Hk

少女「早く追いつきたいなー」

男「無茶言うな」

少女「身体も止まっててよ」

男「もうおれの方は成長終わってるよ」

少女「……早く背、伸びたいなー」

男「牛乳いっぱい飲め」

少女「……あんまり好きじゃない」

男「ミルクティーは好きなくせに?」

少女「これは別物だもん」



 26 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/30(水) 21:50:31 ID:mc5ml1Hk

男「へっへ、言い訳だなあ」

少女「ブロッコリーはいけるのにカリフラワー食べられないくせに」

男「くっ」

少女「いまだに好物はハンバーグのくせにっ」

男「……くっ」

少女「ふふん」

男「お前だってハンバーグ好きだろ?」

少女「好き」

男「……」



 27 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/30(水) 21:54:34 ID:mc5ml1Hk

男「寒くない?」

少女「ちょっと寒いー」

男「上着貸そうか?」

少女「くっつく」ズイズイ

男「あ、そ」

少女「ちょっとぬくい」スリスリ

男「子どもの方が体温高いらしいけど?」

少女「ぬくいでしょ?」

男「うん、まあ」



 28 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/30(水) 22:07:30 ID:mc5ml1Hk

男「もう帰るか?」

少女「まだお母さん帰ってきてないと思うなあ」

男「そっか」

少女「そっちも?」

男「うん、うちも親父はまだだと思うな」

少女「お仕事って、大変なんだね」

男「でももう暗いし、ゆっくり帰るか」

少女「うん」ギュ



 29 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/30(水) 22:11:05 ID:mc5ml1Hk

男「今日はどっか遊びに行ってたのか?」

少女「うん、友だちんち」

男「なにして遊ぶんだ?」

少女「いろいろ」

少女「ゲームしたりテレビ見たり手紙書いたり」

男「へえ」



 30 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/30(水) 22:18:01 ID:mc5ml1Hk

男「手紙って誰に?」

少女「友だち」

男「なあんだ」

少女「ほしい?」

男「ん? 別に……」

少女「じゃあ、明日書くねっ」

男「……うん」



 31 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/30(水) 22:26:27 ID:mc5ml1Hk

少女「んー」ギュウ

男「寄り過ぎ、歩きにくいだろー」

少女「んんー」ギュウ

男「甘えん坊め」

少女「なんか、この匂い、好き」

男「恥ずかしいこと言うなよ」

少女「……」スンスン

男「嗅ぎすぎ」

少女「……」スンスンスンスン

男「おい」



 32 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/30(水) 22:31:48 ID:mc5ml1Hk

少女「他の女の匂いはしないわね……

男「どこで覚えたそんなセリフ」

少女「ドラマで」

男「マセガキめ」

少女「……」グイ

男「お?」

少女「……」

男「どうした、胸ぐら掴んで」

少女「おかしいな」



 33 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/30(水) 22:37:18 ID:mc5ml1Hk

男「なにが?」

少女「ドラマだとこのポーズでうまいことチューしてたんだけど」

男「身長が足りない」

少女「なんでだろう」

男「身長が足りないの」

少女「……むむぅ、謎ね」

男「現実から目を背けるな」



 36 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2013/10/31(木) 02:13:15 ID:eU9t57IE

ひわい軸に接しない漸近線を保つといいと思う
はろうぃんしえん



 37 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 19:06:21 ID:v1RBFxNE

男「ほれ、行くぞ」

少女「うん」ギュ

男「……」

少女「……」

男「お、いい匂い」

少女「焼き魚かな?」

男「この時間は腹減る匂いがいっぱいで、好きだな」

少女「私もっ」



 38 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 19:15:11 ID:v1RBFxNE

スタスタ

男「お? 親父?」

少女「あれ? お母さん?」

男「……」

少女「……」

男「邪魔しない方がいいかな」

少女「……仲、よさそうだね」

男「そりゃそうだろ」

少女「……」



 39 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 19:19:21 ID:v1RBFxNE

男「うちに入ってったな」

少女「一緒に食べるのかな?」

ピルルルル

少女「あ、お母さんから」

ピッ

少女「もしもし?」

『あ、ねえねえ、私今帰って来たんだけど、あなたいつ帰ってくるの?』

少女「あ、えっと……」チラッ

男「……飯食いに行こうか」ボソッ

少女「あ、え、えっとね、お兄ちゃんとご飯食べて帰るから!」

『あら、そうなの? ご迷惑じゃないの?』



 40 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 19:25:15 ID:v1RBFxNE

男「代わるわ」ヒョイ

少女「あ、うん」

男「あ、もしもしおばさん、こんばんは」

『あら、ご丁寧にどうもー』

『うちの子が、ごめんなさいねー』

男「いえいえ、とんでもない」

男「遅くならないうちに帰しますんで」

『いいのよいいのよー気にしないで』

少女「……」ドキドキ



 41 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 19:30:13 ID:v1RBFxNE

ピッ

男「さ、なにが食いたい?」

少女「え、えっとえっと」

男「3……2……1……」

少女「は、ハンバーグ!!」

男「よし、決定」

少女「うふふー」



 42 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 19:41:31 ID:v1RBFxNE

少女「お母さん、なんて?」

男「うちの親父と飯食うんだってさ」

少女「あ、やっぱりそうなんだ」

男「仲いいよなー」

少女「ね」

男「年離れてんのになあ」

少女「か、関係ないんじゃない? 年とか」

男「そうかな」

少女「そうだよー」



 43 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 20:51:48 ID:v1RBFxNE

……

「いらっしゃいませー」

男「二人で」

「おタバコはお吸いになられますか?」

男「いえ、禁煙席で」

「はーい、ご案内しまーす」

少女「……」チラチラ

男「ん? どした? 行くぞ」

少女「あ、うん」



 44 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 21:00:38 ID:v1RBFxNE

「ただ今ハロウィンキャンペーン中でして、こちらのハロウィンセットがお得となってます」

男「あ、えっと、僕はデミハンバーグセットで……」

少女「……」ウズウズ

男「そのハロウィンセットって?」

「こちらのセット内容と、お菓子セット、ジャックオランタン帽子がついてきます♪」

少女「……」チラッ

男「これがいいの?」

少女「……えっと……」ウズウズ

男「じゃ、これで」

「かしこまりました♪」



 45 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 21:07:25 ID:v1RBFxNE

……

男「なんか遠慮してるのか?」

少女「ん……」

男「さっきも店先のこの帽子、見てたろ」

少女「だって……」

男「値段気にしてんのか?」

少女「う」

男「アホぉ」

少女「むむぅ」



 46 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 21:12:05 ID:v1RBFxNE

……

少女「美味しそー♪」

男「ああ、腹減った」

少女「いただきまーす♪」

男「いただきます」

「失礼します、こちらハロウィンセットのお菓子と、帽子でございます♪」

少女「わ」

男「おお、可愛いな」

「以上でお揃いでしょうか?」

少女「はーい♪」



 47 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 21:15:36 ID:v1RBFxNE

男「え? それかぶんの?」

少女「……ダメ?」

男「ん……室内だし食事中だし……」

少女「……」

男「いや、うん、今日は特別、許す」

少女「やたっ!」ニコニコ

男「……ふふっ」



 48 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 21:23:59 ID:v1RBFxNE

少女「可愛い?」ニコニコ

男「うん、可愛い」

男「……帽子が」

少女「もー!」

男「うそうそ、両方可愛い」

少女「両方って? 帽子と、あとなに?」

男「……お前」

少女「うふふー」ニコニコ



 49 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 21:27:49 ID:v1RBFxNE

男「……うまい」モグモグ

少女「ね、ハンバーグ美味しいね!」モグモグ

男「ソースついてる」フキフキ

少女「んむー」

男「全部食べられる?」

少女「うん」



 50 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 21:35:34 ID:v1RBFxNE

男「ふう、満足」

少女「……」モグモグ

男「ゆっくり食べろよ」

少女「うん」モグモグ

男「……」

少女「ごちそうさまー♪」



 51 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 21:38:52 ID:v1RBFxNE

男「珈琲でも飲むかなあ」

少女「さっき飲んだじゃん!」

男「食後は別なの」

少女「じゃあ私も別腹!」

男「ハロウィンセットもう一つ?」

少女「なんでやねん!」

男「デザート?」

少女「うん!」



 52 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 21:43:46 ID:v1RBFxNE

少女「トリック・オア・トリート!

男「は?」

少女「デザートを奢ってくれないと、お母さんに『お兄ちゃんに悪戯された』とチクります!

男「シャレにならん!」

少女「ふふふ……デザートを奢るしかあるまい」ニヤニヤ

男「いや、まあ、そんなことしなくてもデザートくらいいいけど」

少女「ほんとに!?」

男「おう」



 53 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 21:47:31 ID:v1RBFxNE

……

男「珈琲とパンプキンプリン一つずつ」

「かしこまりました♪」

少女「うふふー」

男「太るぞ」

少女「いっぱい食べて早く伸長伸ばしたいの!」

男「なんで?」

少女「内緒!」

男「なんで?」ニヤニヤ

少女「……内緒!」



 54 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 21:54:25 ID:v1RBFxNE

……

男「プリン美味しい?」

少女「うん!」

少女「一口あげる!」

男「お、ありがと」

少女「はい、あーん」

男「……」

少女「あーん」

男「……」ハムッ

少女「美味しい?」

男「うん、なかなか」



 55 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/10/31(木) 21:58:13 ID:v1RBFxNE

少女「もう一口どーお?」

男「誘い方がいやらしい」

少女「じゃあこっちのプリン、食べる?」ムニッ

男「壁じゃん」

少女「壁じゃないし! 日々成長中だし!」

男「少なくともプリンではないな」

少女「すぐにプリンプリンになるし!」

男「言ってることが親父臭い」



 59 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 21:35:36 ID:kWvNNYfM

……

少女「ふぅ、満足ー♪」

男「あのさあ、さっき電話でさ、おれのこと『お兄ちゃん』って呼んだじゃん」

少女「あ……うん」

男「家ではおれのこと、兄ちゃんって呼んでんの?」

少女「うん……」

少女「嫌だった?」

男「いや、全然」

男「ていうかどうせ、来月にはほんとに兄妹になるんだし、それでいいんじゃね

少女「そうだね……」



 60 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 21:40:42 ID:kWvNNYfM

男「なに、お母さんが再婚するの、反対?」

少女「反対……じゃないよ」

男「じゃあ」

少女「お兄ちゃんは嫌じゃないの?」

男「全然」

男「母さんが死んでから、親父ずっと一人で大変だっただろうし」

男「おばさんはすっごくいい人だし、可愛い妹もできるし」

少女「……」

男「おれは素直に嬉しいぜ?」



 61 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 21:49:19 ID:kWvNNYfM

少女「そっかー」

男「?」

少女「さ、お腹いっぱいになったし、帰ろ」

男「ん」

少女「外、寒いかなあ」

男「寒いだろな」

少女「トイレ行ってくるね」

男「おう」

少女「あ、間違えた、お花摘みに行ってきますわ♪ おほほ♪」

男「遅いよ」



 62 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 22:03:21 ID:kWvNNYfM

……

少女「寒い」ギュ

男「だから言ったろ」

少女「……」ギュウ

男「……」

少女「……」

男「……なに考えてんの?」

少女「別に」



 63 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 22:11:12 ID:kWvNNYfM

男「なんか、悩んでる顔」

少女「……」

男「当たりだ」

少女「……」

男「家に帰るまでに言える?」

少女「言わなきゃいけない?」

男「言いたくないなら聞かない」

少女「……聞いて」

男「おう」



 64 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 22:19:17 ID:kWvNNYfM

少女「お母さん、再婚してほしくない」

男「やっぱ、それかあ」

少女「……」

男「どうして?」

少女「だって……」

少女「……」

男「?」



少女「兄妹になったら、結婚できないもん



 65 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 22:29:44 ID:kWvNNYfM

男「……は?」

少女「……」プルプル

男「あ、っちょ、泣くな! 泣くな!」

少女「……」プルプル

男「いや、今のは、ほら」

少女「おっきくなったら結婚してくれるって言ってくれたくせにっ」プルプル

男「違う違う、それを忘れてたわけじゃなくてだな」

少女「『は?』って言ったもん! 『は?』って!」グスグス

男「違う違う、だからさ……」



男「兄妹でも、血が繋がってなかったら結婚できるんだよ!



 66 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 22:41:04 ID:kWvNNYfM

少女「……え?」

男「だから、兄妹でも結婚できるの」

少女「……私たちも?」

男「うん」

少女「じゃあ、じゃあ!」

男「……お前の気が変わってなかったら、な」

少女「……」ニコッ



 67 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 22:47:01 ID:kWvNNYfM

男「一瞬で泣きやんだな」

少女「嬉しくて」ニコニコ

男「そうかい」

男「ていうか、そんなことで悩んでたのか」

少女「そんなこととは失礼なっ」

男「おばさんに直接『再婚すんな』とか言ってねえだろうな」

少女「……う」

男「言ったのか」



 68 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 22:55:40 ID:kWvNNYfM

少女「今日、謝る」

少女「それで、『結婚していいよ!』って言う」

男「うん、そうしろ」

少女「一緒にいて?」

男「……おれも?」

少女「うん」

男「……いいけど」

少女「心強いですわ♪」

男「さっきからそのお嬢様言葉はなんなの」

少女「……照れ隠しですわ♪」

男「可愛いなコイツ」



 69 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 23:02:54 ID:kWvNNYfM

少女「結婚はしてくれるのに、私に悪戯してくれないの?」

男「それとこれとは話が別だろ」

少女「まだ小さいから?」

男「それもある」

少女「他には?」

男「……周りの目が痛い」

少女「そんなの気にしなくたって」

男「周りから見たら、単なる兄弟だよ」



 70 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 23:13:03 ID:kWvNNYfM

少女「むぅ」

男「もしくは、変質者と被害少女」

少女「……」

少女「それはまずいよね」

男「まずいよな」

少女「お兄ちゃんが変質者扱いを受けるのはまずい」

男「お前が被害少女役なのはいいのか」

少女「喘ぎ声ならうまく出せるよ?」

男「なんでそんな練習してんだ馬鹿」

少女「アヘ顔もできるよ?」

男「全然興奮しない」



 71 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 23:21:01 ID:kWvNNYfM

……

少女「まず私たちが家に入るでしょ?」

男「うむ」

少女「そうするとお母さんたちが『お帰り』って迎えてくれるでしょ?」

男「うむ」

少女「そして私がおもむろに、『結婚おめでとう! 祝福するよ!』って言うでしょ?」

男「うむ」

少女「そしたらお母さんたちも、『私たちも、あなたたちの結婚を祝福するわ♪』と言うでしょ?」

男「ちょっと待て」



 72 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 23:26:28 ID:kWvNNYfM

少女「万事オッケー」

男「その返答はまったく期待できない」

少女「どうして?」

男「具体的な話にするな」

男「まだ結婚なんてずっと先だし、お前かおれが心変わりするかもしれないだろ?」

少女「私はしない」

男「……っ」

少女「お兄ちゃんはしちゃうの? 約束破っちゃうの?」

男「……しない……かな?」

少女「……うふふ♪ じゃあ問題ないねっ」



 73 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 23:31:33 ID:kWvNNYfM

少女「よし、帰ろう」

男「どっちに?」

少女「どっちでもいいよ、隣じゃん」

男「まあそうだけど」

少女「悪戯はしてもらえなかったけど、ハッピーハロウィンだった♪」

男「そりゃよかった」

少女「トリック・オア・マリッジ!

男「はい?」

少女「悪戯してくれないなら、結婚しなさい!

男「……五年経ったらな」

少女「うふふ♪」


★おしまい★



 75 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2013/11/01(金) 23:43:15 ID:mQCLmw1o

おっつん



 76 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2013/11/01(金) 23:44:23 ID:z7deOXKQ

あなただったか!
非エロにも需要はあるんだぜ?
乙!



 77 以下、名無しが深夜にお送りします  2013/11/01(金) 23:51:04 ID:f52Intjg

絶妙のいちゃラブごちそうさまでした
乙!



 78 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2013/11/02(土) 00:13:37 ID:bLSSvVRs

こんなんも書けるのん!?

お疲れ様



 79 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2013/11/02(土) 07:25:00 ID:Ha6MAlAc

どこだったかで義理だろうと一度でも戸籍上家族として登録されたら
結婚できないって見たけどどうなんだろ?
これが本当ならこういう話って全滅だよなwww



 80 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2013/11/02(土) 09:34:54 ID:ih3lIAdA

ちょい調べてみたら、

①兄妹は、2親等の血族に当たり結婚できない
②連れ子同士の場合、2親等だが血縁はないので結婚できる
③スウェーデンでは異父、異母兄妹の結婚は可能
④血縁関係がなくても結婚できないケースがあるようだけど、戸籍の変更で可能になる


みたいな感じでしょうかね。
幸せになってほしいですね。
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暇潰しで面白いなーって見てたら貴方のssだった。
何で引き寄せられるのだろうか
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SS保管庫です。
ここでのSSとは、主に既存のキャラを使わないショートストーリー、ショートショートのことです。
タイトルに歌詞を引用することが多いですが、歌の世界をそのままストーリーにしているという訳ではありません。

個人的なお話はこちら
tv_pops★yahoo.co.jp

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