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【エロ注意】勇者「僕、どうしても賢者に転職したいんです!!」前編

参考曲:なし



 1 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 10:21:21 ID:JAa6K.qM [1/35]

勇者「格好良い魔法でスマートに敵を倒したいんです!!」

神官「しかし、『勇者』というのは天職で変更はきかないんじゃ」

勇者「そんな……」

神官「誰もが勇者になれるわけではない」

神官「そして簡単に勇者をやめるということもできないのじゃ」

勇者「そんな……転職するために必死の思いでここへ来たのに……」

神官「しかし、まあ、方法がないわけではない」

勇者「ほ、ほんとですか!?」

神官「『賢者モード』という裏技があるにはあるのじゃが」


 2 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 10:26:50 ID:JAa6K.qM [2/35]

神官「そもそも、なぜ勇者ではいけないのじゃ」

勇者「……」

神官「勇者であることを誇ろうとは思えないのかね」

勇者「僕は……子どもの頃から剣技を教え込まれてきました」

勇者「立派な勇者として世界を救うのよって」

勇者「でも、あるとき魔法使いの伯父が魔法を見せてくれたんです」

神官「ほう」

勇者「僕はその魔法の素晴らしさと格好良さに痺れてしまったんです」

神官「……」



 3 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 10:29:58 ID:JAa6K.qM [3/35]

神官「賢者とはつまりすべての魔法を司る神職である」

神官「その領域に辿りつこうと思えば、生半可なことではいけない」

神官「勇者であっても、魔法使いの伯父の血が少しでも流れていれば少々の魔法なら使えるはずだが」

勇者「だめなんです!! すごい魔法が使いたいんです!!」

神官「子どもか」

勇者「炎で敵をなぎ倒したり凍らせてカチンコチンにしたり!!」

神官「子どもか」

勇者「ぜひ、その賢者モードというものを教えてください!!」

神官「ううむ」



 4 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 10:35:51 ID:JAa6K.qM [4/35]

神官「勇者よ、お前、覚悟はあるか?」

勇者「はい」

神官「他の何もかもをかなぐり捨てて賢者の力を手に入れる覚悟が」

勇者「はい!!」

神官「……うむ、いいだろう」

神官「そのような迷いなき目をした勇者は久しぶりだ」

勇者「で、では」

神官「うむ、賢者モードの真髄を伝授しよう」

勇者「あ、ありがとうございます!!」



 5 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2012/11/25(日) 10:52:53 ID:qB1znr/w

神官大層な事を言ってるけども悟ろうとしてるのは賢者『モード』の極意なんだよな…



 6 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 11:21:18 ID:JAa6K.qM [5/35]

神官「勇者よ、お主はオナ○ーはするのかな」

勇者「オ、オナ!?」

神官「オナ○ーはするのかなと聞いておる」

勇者「……ええ、えっと、えっと、はい、まあ、人並みには」

神官「うむ、そのやり方一つで賢者モードをマスターすることができるぞ」

勇者「は、はあ、そうなんですか」

神官「はっはっは、照れなくともよい」

勇者「無理でしょ」



 7 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 11:26:39 ID:JAa6K.qM [6/35]

神官「まず、果てるまで、無我夢中に煩悩の塊になるのだ」

勇者「煩悩の……」

神官「そう、煩悩じゃ」

神官「性欲の塊になってもいいし、まあ、それ以外の欲望でもいいんじゃが」

勇者「食欲とかでもいいんですか」

神官「お前は『美味しいステーキが食べたい』と思いながらオナ○ーができるのか」

勇者「できませんけど」

神官「そうじゃろう」

勇者「で、煩悩の塊になって、それからどうするんです」



 8 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 11:48:33 ID:JAa6K.qM [7/35]

神官「果てる瞬間に身体のエネルギーをすべて放出するのだ」

勇者「エネルギー?」

神官「煩悩を体内で具現化するイメージじゃ」

勇者「ふむふむ」

神官「それを放出すると、一定時間賢者の力が得られるというわけじゃ」

勇者「なるほど、それはすごい」

勇者「……ん? 一定時間?」



 9 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 11:50:29 ID:JAa6K.qM [8/35]

神官「人によってまちまちじゃが、5分程度じゃな」

勇者「ご、5分ですか!?」

神官「それだけの間、賢者の力が使えるのじゃぞ」

神官「魔法力の修行や才能を必要とせず、お手軽じゃろうが」

勇者「え、えっと、つまり、モンスターの眼前で射精をしろということですか!?」

神官「そういうことになるのう」



 10 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 12:53:52 ID:JAa6K.qM [9/35]

―神殿付近の草原―

勇者「ううむ、煩悩煩悩……」モヤモヤ

勇者「……」モヤモヤ

ムクリ

勇者「うむ、僕の勇者の剣も賢者になりたがっているようだ」

スライム「ピキーッ」

勇者「わっ」

スライム「ピキーッ」ゲシゲシ

勇者「い、いたっ、ちょ、待って!!」

スライム「ピキーッ」ゲシゲシ

勇者「賢者になるから待って!!」



 11 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 12:56:50 ID:JAa6K.qM [10/35]

勇者「いてて、興奮状態で正常な戦闘は無理だ……」ボロボロ

勇者「となると、事前に賢者モードになってから戦闘に入れば……」ボロボロ

―岩陰―

勇者「はぁ……はぁ……」ゴソゴソ

勇者「煩悩煩悩……」ゴソゴソ

―15分後―

勇者「はぁ……もう少し……」ゴソゴソ

勇者「煩悩エネルギーを……放出!!」ゴソゴソ

勇者「あうっ」ビクンビクン



 12 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 13:06:26 ID:JAa6K.qM [11/35]

キュウーン

勇者(賢)「ふぅ……」

勇者(賢)「……」

勇者(賢)「メラゾーマ」ボソッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

勇者(賢)「……ふふふ……素晴らしい力だ……魔力があふれるようだ……」

勇者(賢)「この力があれば……魔王をスマートに倒し世界に平和が訪れる……ふふふ……」



 13 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 15:58:59 ID:JAa6K.qM [12/35]

―5分後―

勇者「はっ」

勇者「……」

勇者「なぜか草原が焼け野原になっている……」

勇者「これ、僕がやったのかなあ」

勇者「覚えてないや」



 14 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 16:02:32 ID:JAa6K.qM [13/35]

神官「そうか、賢者モードの記憶がないのか」

勇者「ええ、魔法は使えたようなんですけど……」

神官「それに、お主は少々遅漏のようじゃの」

勇者「はあ」

神官「そんなことでは、いざ戦闘になったときに役に立たん」

勇者「はあ」

神官「見たところ、お主は連れがいないようじゃが」

勇者「ええ、まずは転職をと思いまして、まっすぐに神殿を目指したものですから」

神官「お主が賢者モードになるために、戦闘を長引かせ、お主を守るメンバーが必要じゃな」

勇者「そうですねえ」



 15 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 16:22:52 ID:JAa6K.qM [14/35]

神官「まず町の酒場へ行き、パーティを組みなさい」

勇者「はあ」

神官「その後、なにか困ったことがあれば私に相談しなさい」

勇者「は、はい、ご丁寧にありがとうございます」

神官「いやいや、この技を伝授し、一回でものにしたものは初めてでな」

神官「私も嬉しいのだ」



 16 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 16:28:30 ID:JAa6K.qM [15/35]

―酒場の前―

勇者「あ、僕まだ未成年だった」

勇者「……」

勇者「入っていいのかな」

勇者「いや……でも……」

?「ちょっと、酒場の前でウロウロされると邪魔なんだけど」

勇者「あ、すみませ……」

?「おら、入るならとっとと入れよ!!」

ドン

勇者「わ」



 17 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 16:31:47 ID:JAa6K.qM [16/35]

ガヤガヤ

勇者「ああ、入っちゃった」

?「いいだろ入るくらい。用があったんじゃねーのか」

勇者「でも僕未成年だし」

?「あたしだってそうだよ。酒を飲まなきゃいいんだよ」

勇者「あ、あの、あなたは……」

戦士「ああ、あたしは戦士だ」

戦士「言っとくけどパーティーには誘うんじゃねえぞ」

勇者「え、どうして」

戦士「めんどくせーじゃん」

勇者「そんなあ」



 18 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 16:35:02 ID:JAa6K.qM [17/35]

勇者「え、と……どんな人がいるのかな」

勇者「あの、戦士さん」

戦士「んだよ。自分で探せよ」

勇者「でも僕ここ初めてで……」

戦士「とりあえず2階に行けば、ヒマそうなやつゴロゴロしてるから」

勇者「あ、ありがとうございます」

戦士「ったく……」

勇者「2階、2階っと」

戦士「……」



 19 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 16:45:13 ID:JAa6K.qM [18/35]

勇者「うお、なんだここは」

ガヤガヤ

勇者「人がやたら多いな」

勇者「でも、なんかみんなだらけてるって言うか覇気がないっていうか」

主人「いらっしゃい」

勇者「あ、ども」

主人「仲間をお探しかい」

勇者「ええ、そうなんですが……」

勇者「なんかみんな元気ないですね」

主人「最近不況だからね」

主人「ちまちまモンスター狩って、その日暮らしの連中ばっかりさ」

勇者「そういうもんですか」



 20 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 16:52:51 ID:JAa6K.qM [19/35]

勇者「今度魔王を倒しに出発することになったんですが」

主人「ああ、やっぱりあんた、勇者さまかい」

勇者「なんというか、諸事情で、僕の護衛になりそうなメンバーがほしいんです」

主人「そうだな……とにかく回復役の僧侶は必須だな」

勇者「僧侶ですね」

主人「あとは戦闘系で戦士や武闘家、それから魔法使い」

主人「旅を楽にするなら盗賊とか商人もお勧めだよ」

勇者「なるほど」

主人「ただし、いまどき魔王を倒しに行くっていう血気盛んな奴がいるかどうか……」

勇者「ですよね」

勇者「さっきも女の戦士さんに早々に断られました」

主人「ああ、あの目つきの鋭い…」

勇者「そうそう、性格のキツそうな」



 21 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 16:58:34 ID:JAa6K.qM [20/35]

主人「あの戦士さんはお勧めだよ」

勇者「え、そうなんですか」

主人「かなり強いよ」

主人「結構魔王の城の近くまで行ったこともあるそうだ」

主人「まあだいたい飽きて途中で帰ってくるんだけど」

勇者「へえ~」

主人「あと胸がでかい」

勇者「あ、それは僕も見ました」

主人「もし一緒に旅をすることになれば……」

勇者「……色々とチャンスが!!」

主人「お勧めだよ」

勇者「ですね」ワクワク



 22 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 17:43:34 ID:JAa6K.qM [21/35]

戦士「あたしがなんだって?」ギロ

勇者「!!」

主人「!!」

勇者「い、いや、なにも」

戦士「てめえら失礼なことばっか言ってんじゃねえぞ!!」

 戦士の「まじんぎり」!!

 カウンターは粉々になった!!

 勇者の右足は砕け散った!!

勇者「うわああああああああああああああああああああ」



 23 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 18:07:40 ID:JAa6K.qM [22/35]

戦士「ったく、そういうことはあたしのいないところで言えよな」スタスタ

勇者「足が!! 足が!!」ヒィヒィ

主人「カウンターが!! カウンターが!!」

戦士「ちょ、ちょっとやりすぎたかな」ドキドキ

勇者「グロイ!! グロイよ!!」ヒィヒィ

主人「ああ、とにかく早く僧侶さんに来てもらわなければ」

勇者「え、僧侶さんってこんな傷も治せるんですか」ヒィヒィ

主人「あ、ちょうどいいところに」

僧侶(大)「はい?」

僧侶(小)「はい?」



 24 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 18:15:00 ID:JAa6K.qM [23/35]

主人「この人の足を治してもらえませんか」

僧侶(大)「はあ……これはひどいわね」

僧侶(小)「師匠!! ふぁいと!!」

主人「と、とにかく早く……」

勇者「……」ヒィヒィ

僧侶(大)「これが大腿骨よ、よく見ておいてね」

僧侶(小)「大体、骨、ですね」

僧侶(大)「そう。限りなく骨に近い、なにかよ」

僧侶(小)「なにか、ですね」

僧侶(大)「なぜか太ももにだけあるのよ」

僧侶(小)「ほほー」

勇者「早く!! 死ぬ!!」ヒィヒィ



 25 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 18:18:50 ID:JAa6K.qM [24/35]

シュワワワワ

勇者「おお……足が治った……」

勇者「ていうか生えてきた……」

主人「あの、できればカウンターも……」

僧侶(大)「申し訳ありませんが無生物は無理です」

主人「そ、そうですか」シュン

勇者「ありがとうございます、何とお礼をしたらいいものか」



 26 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 18:23:23 ID:JAa6K.qM [25/35]

僧侶(大)「お礼なら、必要ないわ」

僧侶(小)「気遣いは無用じゃー」

勇者「はあ」

僧侶(大)「では」

僧侶(小)「さらばじゃー」

勇者「あ、あの、僕、勇者なんですけど……」

勇者「今パーティーのメンバーを探してて……」

勇者「それで、もしよかったら旅についてきてもらえませんか?」

勇者「僧侶さんがいると心強いですし」

僧侶(大)「ん……私は忙しい身でな」

僧侶(小)「そうそう、師匠は忙しいのです」

僧侶(大)「修行がてら、お前、行ってくるか?」

僧侶(小)「ええ? 私ですか?」



 27 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 18:28:17 ID:JAa6K.qM [26/35]

勇者「あ、あの、できれば大きい方の」

僧侶(大)「お前が旅先で困難に打ち勝ち魔王を討伐できたとすれば、私も師として嬉しい」

僧侶(大)「が、旅の途中大きな失敗をすれば私の教えが間違っていたことになる」

僧侶(小)「はい」

僧侶(大)「私の教えが正しかったと、証明してくれるか」

僧侶(小)「ふぁい!! 頑張りますー」

主人「ん、一人目のメンバー決定だな」

勇者「だ、大丈夫でしょうか」

主人「なにが」

勇者「だって、めっちゃ小さい子ですよ」

主人「可愛いじゃん」

勇者「あんたなに言ってんだ」



 28 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 18:31:40 ID:JAa6K.qM

僧侶「よろしくお願いいたしますー」

勇者「あ、よろしくね」

僧侶「あとはどんな仲間を探してるんですか?」

勇者「ううん……戦士か魔法使いか……」

僧侶「あ、魔法使いならすっごい強いおじいちゃんがいますよ!!」

勇者「え、ほんとに?」

僧侶「ほら、あそこですよう」

魔法使い「……」ズズズ

勇者「あのお茶すすってる老人?」

僧侶「はい!!」



 29 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 18:45:06 ID:JAa6K.qM [28/35]

魔法使い「ええ、私が魔法使いですが」

勇者「あ、あの、お強いんですか?」

魔法使い「ええ、そりゃあもう」

魔法使い「毎朝、町の周りを5周ランニングできる体力がありますぞ」

勇者「い、いや、そういうことではなくて」

魔法使い「ふぁふぁふぁ!!」

勇者「まあなんでもいいや、経験豊富なんでしょう?」

魔法使い「それはそうですな、魔法なら少々得意ですぞ」

勇者「じゃあ、旅についてきてもらえませんか?」

勇者「心強いですし」

魔法使い「ええ、お供しましょう」



 30 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 18:49:32 ID:JAa6K.qM [29/35]

主人「さあ、パーティーはもうそれでいいのかい?」

勇者「あっと、やっぱり戦闘系の人もほしいですね」

主人「そうか……やはりあの女戦士さんを誘ってみるかい?」

勇者「ええ、でも、ついてきてくれるかなあ」

主人「それはわからんね、彼女は頑固だから」

勇者「他の戦士さんはどんな人がいますか?」

主人「8歳の見習いの戦士君と、鬱病でアル中の人と、ものっすごいホモの人がいるよ」

勇者「よし、女戦士さんを誘おう」



 31 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 19:00:39 ID:JAa6K.qM

勇者「あ、いた」

戦士「おうさっきの。パーティーはそろったか」

勇者「いえ、あと戦士の人が必要で」

戦士「ふうん」

勇者「一緒に来てくれませんか」

戦士「え、あたし!?」

勇者「あのまじんぎりが必要なんです!!」

戦士「めんどくせえっつったじゃん」

勇者「でも他にいなくて……」

戦士「消去法かよ!! 行かねえよ!!」



 32 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 19:20:37 ID:JAa6K.qM [31/35]

勇者「僧侶と魔法使いは決まったんですけど……」

戦士「どれ?」

勇者「あれです」

……

魔法使い「ふう……ここのお茶はいつもうまいのう」ズズズ

僧侶「おじいちゃん肩こってますねえ」モミモミ

魔法使い「ふぁふぁふぁ……ありがとうお嬢ちゃん」ズズズ

僧侶「私肩揉み得意なんですよう♪」モミモミ

……

戦士「ジジイと孫じゃねーか!!」

勇者「微笑ましいですよねえ」



 33 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 19:31:04 ID:JAa6K.qM

戦士「え、お前の旅の目的はなに?」

勇者「魔王をスマートに倒し、世界に平和をもたらすことです」

戦士「あのメンバーで!?」

勇者「……あのメンバーで」

戦士「……」

勇者「ははは」

戦士「馬鹿じゃねーの!! 馬鹿じゃねーの!!」

勇者「僕が賢者になる間、戦闘を長引かせてくれればそれでいいんです」

戦士「ええい、この馬鹿!!」



 34 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 19:35:08 ID:JAa6K.qM

勇者「ええ、ということで」

勇者「パーティーが決定いたしました!!」

僧侶「わーい!!」パチパチ

魔法使い「ふぉふぉふぉ」

戦士「……」

戦士「し、仕方なくだからな!!」

戦士「あたしがこのパーティーに入った理由は一つ」

戦士「そこの僧侶のお嬢ちゃんを守ることだ」

僧侶「ふえ?」



 35 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/25(日) 19:42:51 ID:JAa6K.qM [34/35]

戦士「この頼りないパーティーで傷つかぬよう、あたしが守ってやる」

戦士「ひょろ勇者と老人は知らん」

魔法使い「え、わ、わしも守ってほしいのう……」

戦士「うるせえ」

僧侶「お、お姉ちゃんって呼んでもいいですか?」

戦士「ああ、いいぜ」

戦士「このひどいパーティーで不安だろう」

僧侶「私、頑張って早く呪文を覚えて、みんなの役に立ちます!!」

戦士「そうか、頑張れよ」ポン

僧侶「は、はい!!」



 40 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 21:03:00 ID:hDlTBeX6

勇者「とりあえず必要なものを買って、それから集合しましょう」

僧侶「二手に分かれて、買い物と、町中のアイテム集めをしましょうー」

戦士「ああ、それがいいな」

魔法使い「わしはもう必要な武器を持っとるから、町中の散策でもしてこようかのう」

僧侶「あ、じゃあ私もそっちに行きますー」

戦士「……」

勇者「祖父と孫のお散歩になりそうですね」

戦士「くっ……いいから早く買い物に行くぞ!!」



 41 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 21:08:11 ID:hDlTBeX6 [2/15]

―アイテム屋―

勇者「えっと、これとこれを……」ゴソゴソ

店主「まいど!!」

戦士「なんだそりゃ、精力剤?」

勇者「ええ、多分必要でしょうから」

戦士「そんなもんに頼らなくても精力的に動けるようになれよ」

勇者「あ、あはは、そうですね」

勇者「精力を自在にコントロールできるようになれれば……」ブツブツ

戦士「なに言ってんだ?」



 42 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 21:19:06 ID:hDlTBeX6 [3/15]

―町の中―

僧侶「お、おじいちゃん!! カエルが出たよう!!」

魔法使い「ふぉふぉふぉ、お嬢ちゃんはカエルが苦手かい?」

僧侶「嫌い!! 嫌い!!」

魔法使い「ふぉふぉふぉ、任せなさい」

 魔法使いの「メラ」!!
 カエルは燃え尽きた!!

魔法使い「ふう……もう安心じゃよ」

僧侶「ありがとう!!」



 43 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 21:43:08 ID:hDlTBeX6 [4/15]

―酒場の前―

戦士「よし、それなりに装備も整ったし、外に行こうぜ」

勇者「あ、あの、一応僕が勇者なんですけど」

戦士「ああ?」

勇者「す、すみません」

僧侶「お姉ちゃんの方がリーダーシップがありますからねえー」

勇者「うん、そうなんだけど…」

戦士「いいからとっとと行くぞ」

魔法使い「ふぉふぉふぉ」



 44 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 21:50:58 ID:hDlTBeX6 [5/15]

―草原―

スライム「ピキーッ」

勇者「うお、いきなり来た!!」

僧侶「可愛いですねえ」

戦士「一匹か、たいしたことねえな」

勇者「よ、よし」ゴソゴソ

戦士「お前なにやってんの!?」

勇者「や、やだなあ戦士さん、見ないでくださいよ」ゴソゴソ

戦士「だからお前なにやってんの!?」



 45 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 22:03:06 ID:hDlTBeX6 [6/15]

戦士「え、え、え」

勇者「はぁ……はぁ……」ゴソゴソ

僧侶「ていっ」ボスボス

魔法使い「ほりゃあ」ゴスッ

スライム「キュウ」バタン

僧侶「やったー、倒しましたよう」

戦士「え?」

勇者「え?」



 46 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 22:30:45 ID:hDlTBeX6

戦士「えー第一回、パーティ会議~」

僧侶「ほほー」

戦士「なぜか勇者が戦闘を放棄し、股間をいじりだした件について~」

僧侶「ほ?」

勇者「……」

僧侶「勇者さんほっぺ真っ赤ですよ?」

戦士「いいのか? 世界を救う勇者がそんなことでいいのか?」

戦士「勇者じゃなくて性剣士なのか? それとも喋れる猿か?」

勇者「うう……」

戦士「なにか言い訳は?」



 47 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 22:34:40 ID:hDlTBeX6

勇者「ぼ、僕はただ賢者になりたくて……」

戦士「は? 賢者? お前は勇者だろ?」

勇者「え、ええ、だけど、煩悩を放出すれば一時的に賢者の力が得られるんです」

戦士「で?」

勇者「なので、その、煩悩エネルギーを」

戦士「放出しようとしたと」

勇者「はい」

戦士「お嬢ちゃんやあたしのいる前で」

勇者「は、はい……」



 48 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 22:50:04 ID:hDlTBeX6

戦士「それは、どうしても必要なのか?」

勇者「必要です!! 賢者の魔法を使ってスマートにババーンと敵をやっつけたい!!」

戦士「子どもか!!」

僧侶「魔法格好良いですもんねー」

魔法使い「わしよりも強力な魔法が使えるのでしたら、それはそれは素晴らしい戦力でしょうな」

戦士「んむむ」

勇者「ぼ、僕みんなの邪魔にならないように岩陰とかでやってますから」

戦士「うーん」



 49 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 22:55:30 ID:hDlTBeX6

戦士「に、してもさ」

戦士「ザコ敵に、その力を使う必要があるのか?」

勇者「え、えっと、僕まだこの力をちゃんと使えてなくて……」

勇者「だ、だから、ザコ敵を相手に鍛錬が必要なんです」

魔法使い「ふぉふぉふぉ」

魔法使い「つまりわしらは、その時間稼ぎをしたらよいのですな」

僧侶「敵を倒してしまわず、ゆっくり戦ったらいいんですね?」

勇者「え、えっと、つまりそういうことなんですが」

戦士「うーん」



 51 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 23:00:46 ID:hDlTBeX6 [11/15]

戦士「あたしは半信半疑だが、その賢者の力ってのが本当なら、魔王討伐には有効だな」

戦士「もう一回やってみろ、ただし……」

勇者「み、みなさんに迷惑をかけないよう……」

戦士「そうじゃねえ!! 見えないようにしろってんだ!!」

勇者「わ、わかりました!!」

僧侶「尻に敷かれてますねえー」

戦士「それ使いどころが違うから!!」

魔法使い「ふぉふぉふぉ」



 52 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 23:09:15 ID:hDlTBeX6

……

スライム「ピキーッ」

戦士「お、また出たぞ」

勇者「あそこの岩陰に行ってきます!!」ダッ

僧侶「間合いを取って……じっくりと……」ズリズリ

魔法使い「ふむ」ズリズリ

スライム「ピキ?」

勇者「ああああ……煩悩煩悩……」ゴソゴソ

戦士「(なにか聞こえる……)」



 53 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 23:16:11 ID:hDlTBeX6

……

戦士「まだかよ、あんにゃろう」ジリジリ

スライム「?」

魔法使い「えらく時間がかかりますなあ」ジリジリ

僧侶「えい」ツンツン

キュウーン

戦士「ん?」

魔法使い「岩陰が光ってますぞ」

僧侶「きれいですー」



 54 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 23:19:10 ID:hDlTBeX6

勇者(賢)「ふぅ……」

戦士「お、お前、勇者か」

勇者(賢)「……ああ、そうだが」

僧侶「なんだか口調が違いますー」

魔法使い「目元も凛々しくなってますなあ」

勇者(賢)「フン、ザコか」

勇者(賢)「メラゾーマ」ボソッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スライム「キュン」ジュッ

僧侶「はわわわわ」



 56 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/26(月) 23:58:38 ID:0Yo0etWs

賢者タイムを怖れた敵が貞操帯的な装備を宝箱に仕込むとかお願いします!


>>56
貞操帯どこかで必ず使わせてもらいます





 57 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 12:11:13 ID:levp6sDE

戦士の濡れ場はよ!



 58 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2012/11/27(火) 18:31:46 ID:Tyh06s0o

僧侶をオカズに賢者モード突入


>>58
んー
んー
検討します





 59 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 19:52:48 ID:3cBQx.zI [1/28]

勇者「はっ」

戦士「お、戻ったのか?」

魔法使い「だらしない目元になりましたな」

勇者「え、えっと、どうなりました?」

戦士「ん? 覚えてねえのか?」

僧侶「勇者さん強かったですよう」

魔法使い「スライムをゴミを見るような眼で焼き殺しましたぞい」



 60 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 20:01:36 ID:3cBQx.zI

戦士「数分しか持たねえんだなあ」

勇者「え、ええ」

戦士「だがまあ、あの力が凄まじいってのもわかった」

僧侶「魔王もきっと倒せますよう」

戦士「鍛えたら、時間も威力も伸ばせるかもしれねえし」

魔法使い「ふぉふぉふぉ、わしにはちと無理な戦法じゃしのう」

勇者「じゃ、じゃあ、僕……」

戦士「うっし、次のモンスターを探すぞ!!」



 61 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 20:10:40 ID:3cBQx.zI

……

勇者「はぁ……はぁ……」ゴソゴソ

戦士「おい!! 遅えぞ!!」

勇者「もう……だめだ……」バタッ

僧侶「ゆ、勇者さんが!!」

戦士「ちいっ、じいさんこっちは任せた!!」

魔法使い「ふぉふぉふぉ」

ボボボボボボボ

スライム「キュウ」ジュッ



 62 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 20:15:24 ID:3cBQx.zI [4/28]

戦士「おい、勇者!!」

勇者「……」ビクンビクン

戦士「だめだ、気を失ってやがる」

僧侶「町へ連れていきましょう!!」

……

神父「どうしてこんなになるまで放っておいたんですか」

戦士「いや、その」

神父「これは明らかに精力の出しすぎです」

僧侶「大丈夫でしょうか」

神父「むう、これを飲ませて一日安静にさせてください」コト

戦士「すまん」



 63 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 20:23:20 ID:3cBQx.zI

―宿屋―

僧侶「勇者さん大丈夫ですかねえ」

戦士「とりあえずゆっくり寝かせて、様子を見ようぜ」

魔法使い「しかしちゃんとした宿屋とはいえ一部屋しか空いていないとは……」

僧侶「狭いですねえー」

魔法使い「む、むぐぐ」

戦士「そもそもそんなに金稼いでねえし、仕方ねえ」

戦士「序盤は特に金は大事にするのが当たり前だろ」

魔法使い「腰が痛くなりそうじゃ」

戦士「おら、もっと詰めろよ」グイグイ



 64 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 20:32:37 ID:3cBQx.zI [6/28]

僧侶「すうすう」

戦士「子どもは寝るのはえーな」ナデナデ

魔法使い「すうすう」

戦士「……じいさんもはえーな」

勇者「……」ボー

戦士「おう、起きたか」

勇者「……」ボー

戦士「こっち見んな、殺すぞ」

勇者「……すいません」ボー

戦士「なんだよ、パジャマ着て悪いかよ」

勇者「いやそんな」ボー



 65 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 20:39:46 ID:3cBQx.zI

戦士「寝る前にそれ飲めってさ」

勇者「あ、ありがとうございます」

戦士「なあ、お前さ」

勇者「はい?」

戦士「恥ずかしくないのか、あ、あの、あんなこと、してさ」

勇者「そりゃあ恥ずかしいですよ」

勇者「でも……」

勇者「賢者になるのが夢でしたし、世界を平和にすることも、夢なんです」

戦士「……そか」



 66 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 20:45:51 ID:3cBQx.zI

勇者「明日、もう一度神官さんの所へ行こうと思います」

戦士「ああ、そうだな」

勇者「この力をちゃんと使いこなさないと、みんなに迷惑をかけますから」

戦士「……そうだな」

勇者「僕、頑張りますよ」

戦士「ああ、あたしも」

戦士「やっぱなんだかんだで、世界の平和は大切だよな」

勇者「……すうすう」

戦士「あたしも寝るか」



 67 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 20:56:22 ID:3cBQx.zI [9/28]

―朝―

ムクリ

勇者「うむ、気分爽快、元気溌剌」

勇者「……」

ビキーン

勇者「うむ、勇者の剣も元気いっぱい」

戦士「ううん」モゾモゾ

勇者「うあっ」

戦士「っ、むにゃむにゃ」モゾモゾ

勇者「だめです戦士さん触らないで!! 御免なさい!!」

戦士「んん……レバー……」モゾモゾ



 68 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 21:03:50 ID:3cBQx.zI

勇者「ほらほら僧侶ちゃん起きて」

僧侶「勇者さん、おふぁようですー」ゴシゴシ

魔法使い「おや、元気そうでなにより」

勇者「昨日は御迷惑を」

魔法使い「いやなに」

魔法使い「おや、戦士さんは……」

勇者「あれです」

戦士「……ぅぁ……」ボー



 69 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 21:12:34 ID:3cBQx.zI

勇者「ほら戦士さん、起きてくださいよ」

戦士「んー」ボー

魔法使い「ふむ」

僧侶「お姉ちゃんは、ねぼすけさんですねえ」

戦士「んーこの宝箱が開かねえんだようー」ボー

勇者「そのゴミ箱からはゴミしか出てきませんよ」



 70 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 21:16:39 ID:3cBQx.zI

勇者「ほら、朝ご飯ですよ」

戦士「うあああ、モルボルが、モルボルがあああ」ボー

勇者「それは別の世界ですからね」

戦士「あれ、このモルボル、黄色いな……」ボー

勇者「それ、スクランブルエッグですよ」

僧侶「お姉ちゃんの意外な一面ですねえ」

魔法使い「朝、魔物たちに攻め込まれたら厄介ですな」



 71 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 21:26:17 ID:3cBQx.zI [13/28]

勇者「えっと、昨日は迷惑をかけてすみません」

僧侶「なに言ってるんですかー」

魔法使い「勇者殿の魔法は素晴らしかったですぞ」

勇者「あの、この力を教えてくれた神官さんの所に、行きたいんですけど」

魔法使い「ええ、必要とあらばお供しましょう」

僧侶「私にも使える賢者モードってないんですかねえ」

魔法使い「お嬢ちゃんも気になるかい」

僧侶「はいー」

魔法使い「わしにも賢者になれるかのう」

戦士「じいさんには無理だろ」



 72 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 22:15:59 ID:3cBQx.zI

―神殿―

神官「ふうむ、若いとはいえ、やはり出しすぎはよくないようだな」

勇者「ええ」

神官「それに、やはり変身時間は短い、と」

勇者「そうなんです、戦闘に生かすには、もう少し長い時間もたないと……」

神官「……」

神官「お主の煩悩が、弱いのではないだろうか」

勇者「煩悩が弱い?」

戦士「煩悩って、強いとか弱いとかあんのかよ」



 73 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 22:22:12 ID:3cBQx.zI

神官「例えば、そうだな」

神官「生まれてこの方、水とパンしか食べていない青年の煩悩と」

神官「世界中の珍味に囲まれて、食生活が豪華な青年の煩悩では……」

戦士「後者の方が、煩悩が強いってか?」

神官「そう、そういうことだ」

僧侶「?」

魔法使い「お嬢ちゃんにはたぶん難しいから、あっちでわしと遊んでようか」

僧侶「うん♪」

戦士「で、それがどうだって言うんだよ」



 74 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2012/11/27(火) 22:25:06 ID:AjTDLonE

後者の方が強いのか?



 75 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 22:28:45 ID:3cBQx.zI

神官「勇者よ、お主、おなごの肌をじかに見たことはあるか」

勇者「え、えっと」

戦士「……っ」

勇者「ない、です」

神官「そうじゃろう、性欲についてよく知りもしないうちは、放出できる煩悩エネルギーも少ないということじゃ」

戦士「じゃあなにか、女の裸を見たら賢者の時間が増えるってのか」

神官「そうだ」

戦士「馬鹿馬鹿しい」



 76 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 22:34:29 ID:3cBQx.zI

神官「パーティーのメンバーは……」

戦士「あと、さっき外に遊びに行ったじいさんとお嬢ちゃんがいるけど」

神官「じゃ、やはり戦士の君が犠牲になる必要があるな」

戦士「ぎ、犠牲って」

神官「勇者に裸を見せてあげなさい」

戦士「っ」

勇者「っ」ドキ

戦士「い、いやだ!! 絶対いやだからな!!」

神官「これも勇者のため、ひいては世界の平和のためだ」

戦士「それっぽく言ってもいやだ!! なんであたしがそんな!!」



 77 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 22:44:27 ID:3cBQx.zI

勇者「(戦士さんの裸、戦士さんの裸、戦士さんの裸……)」ブツブツ

戦士「み、見せねーってば!!」

神官「丸裸でなくとも良いのだ、勇者の性欲が刺激されるようであれば」

神官「ちらっと、ほれ、少し見せてやるだけで」

戦士「そそそそんな軽々しくアバズレみてえな真似ができるか!!」

戦士「だ、第一だな、あたしみたいな傷だらけの筋肉質な、はだ、裸見たって、その」

勇者「戦士さんの裸見たいです」ズバーン

戦士「お前はなにをストレートに言ってんだ!!」



 78 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 22:53:15 ID:3cBQx.zI

神官「ほれ、少しその鎧をずらして」

戦士「うううう」

勇者「……」キラキラ

戦士「~~~~」

勇者「……」キラキラ

戦士「くっ……ちっとだけ、だからな」

勇者「っ」パァァァ

神官「うむ、よく決断した」

戦士「あ、あんたには見せないからな」

神官「……」

神官「……も、もちろんわかっておる」

戦士「嘘吐け!! ちょっと期待してただろ!!」



 79 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 22:59:18 ID:3cBQx.zI

―物陰―

勇者「……」ワクワク

戦士「お、お前、女の裸見たことないんだよな」

勇者「ええ、初体験です」ワクワク

戦士「ほ、ほんとは、お姫様とか、それでなくても綺麗な町娘とかさ」

戦士「勇者なら、そういう経験が得られるはずなんだよ」

戦士「なんで、あたしなんかが、さ」

勇者「いや、僕は戦士さんのおっぱいが見たいです」ズバーン

戦士「さっきよりも露骨になってんぞ!!」



 80 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 23:07:30 ID:3cBQx.zI [21/28]

戦士「ん、ん」

ズルズル

戦士「……んっ」

たゆん

勇者「~~~~」ドキドキ

戦士「……」ドキドキ

勇者「~~~~」ドキドキ

戦士「……」ドキドキ

戦士「も、もういいか」

勇者「触っていいですか」

戦士「だめだろ!!」



 81 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 23:13:46 ID:3cBQx.zI [22/28]

勇者「触りたいです」

戦士「い、いやいや」

勇者「初体験記念に」

戦士「記念ってなんだよ!! 祝おうとは思わねーよ!!」

勇者「あとでシバいてくれて構いませんから」

むにっ

戦士「んっ」

勇者「ああああ、柔らかい、戦士さんのおっぱい柔らかい……」

むにむに

戦士「んっ、やめっ」



 82 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 23:19:50 ID:3cBQx.zI

勇者「はぁはぁ……」

むにむに

戦士「っくぅ……」

勇者「戦士さん……綺麗……」

むにむに

戦士「くっ……あとで覚えてろよ……」

クリッ

戦士「んっ」ビクン



 83 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 23:25:42 ID:3cBQx.zI

クリクリ

戦士「んあっ、だめだ、そこっ」ビクン

勇者「戦士さん……可愛い……」

むにむに

クリクリ

戦士「ちょ、調子に乗りすぎだっ」バッ

勇者「はぁ……はぁ……」

ゴソゴソ

戦士「な、なななな、なに出してんだお前っ!!」

勇者「勇者の剣です」

戦士「馬鹿かお前!!」



 84 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 23:30:18 ID:3cBQx.zI

戦士「(しかし、でかい……)」ドキドキ

勇者「だ、大丈夫です、戦士さんはそのままでいいですから」シコシコ

戦士「大丈夫ってなにがだよ!!」

勇者「僕、自分で勝手にしますので」シコシコ

勇者「はぁ……戦士さん……戦士さん……」シコシコ

戦士「あたしの名前を呼ぶなあ!!」

むにむに

戦士「ついでみたいに触るなあ!!」



 85 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 23:34:08 ID:3cBQx.zI

勇者「ああっ、もう限界です……」シコシコ

戦士「げ、限界って?」

勇者「うああっ」

びゅるっびゅるっ

びちゃちゃ

戦士「や!! なんだこれ!! 熱い!!」



 86 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/27(火) 23:40:27 ID:3cBQx.zI

キュウーン

戦士「わっ」

勇者(賢)「ふぅ……」

戦士「はあ、こんな風に変身するのか……」

勇者(賢)「なんだ、敵がいないではないか、くだらない」

勇者(賢)「ん?」

戦士「……」ドキドキ

勇者(賢)「その脂肪の塊を仕舞え、みっともない」

戦士「お前も勇者の剣仕舞えよ!!」



 90 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 21:16:02 ID:3Juf0C4c

……

神官「で、どうだったかな」

戦士「……賢者時間はあんまり変わらないんだけど」

勇者「……」

神官「そのほっぺたはどうしたのかね」

戦士「あたしが一発叩いた」

神官「気の短いやつだ」

勇者「いえ、この程度で済んで丸儲けです」



 91 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 21:20:28 ID:3Juf0C4c [2/16]

神官「放出までの時間は?」

戦士「……」

戦士「……早かったかもしんないけど」

勇者「御免なさい、僕いつも遅くて」

戦士「わ、わかんねえよ、標準的な早さとかさあ」

神官「そうか、それだけでも大きな前進だとは思わんかね」

戦士「まあ、いちいち時間がかかってたら戦闘が大変かもしんないけどよ」

神官「なら、これからも勇者をよろしく頼むよ」

戦士「よろしくってどういう意味だよ!!」



 92 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 21:26:16 ID:3Juf0C4c [3/16]

……

僧侶「あ、お姉ちゃんたちが来ましたようー」

魔法使い「神官さんのお話は終わりましたかな」

戦士「ああ」

魔法使い「なにか実になるお話は……」

戦士「……ああ、まあな」

勇者「えへへ」

僧侶「勇者さん、なんか嬉しそうですねえ」

勇者「えへへ」



 93 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 21:34:11 ID:3Juf0C4c

僧侶「お姉ちゃん、顔真っ赤ですー」

戦士「な、なんでもない」

戦士「(言えねえよなーあんなこと)」

勇者「戦士さんにおっぱい見してもらいましたよ」ボソボソ

魔法使い「ほうほう、羨ましい」ボソボソ

戦士「言ってんじゃねーよてめえ!!」

ドゲシッ



 94 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 21:40:06 ID:3Juf0C4c

……

戦士「(ああ、この状況に慣れつつある自分が怖い)」

勇者「はぁはぁ……」シコシコ

むにむに

戦士「(ん……感じちゃだめだ……)」ゾクッ

勇者「戦士さん……戦士さん……」シコシコ

むにむに

クリッ

戦士「んっあ!!」ビクン

勇者「戦士さん……可愛い……可愛いよ……」シコシコ



 95 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 21:45:54 ID:3Juf0C4c

戦士「(っく……戦列から二人も離れるのはどうかと思ったけど……)」


 僧侶「勇者さんが賢者になるためなら、お姉ちゃんが戦列を離れても大丈夫なように頑張りますので!!」

 魔法使い「ふぉふぉふぉ、伊達に長く生きてはいないですぞ」

 魔法使い「お嬢ちゃんと二人、戦列を保ってみせましょう」


戦士「(とか言っちゃって……)」

戦士「(お嬢ちゃんを守るって思ってたのに、今は守られて)」

勇者「戦士さん……ああ……」シコシコ

むにむに

戦士「んあっ」ビクン

戦士「(岩陰で……こんな恥ずかしいことして……あたし……)」



 96 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 22:00:25 ID:3Juf0C4c

……

勇者(賢)「ふはははは、燃えろ燃えろ」

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ドキャアアアアアアアアアン


僧侶「勇者さん強いですー」

魔法使い「ふぉふぉふぉ、だいぶ慣れてきたようですな」

戦士「(やっぱ、こいつの力は必要なんだよなあ)」

勇者(賢)「フン、他愛ない」

戦士「(すげー強いし、ちょっと、ちょっとだけ、いつもより格好良いっつーか)」

勇者(賢)「お前のおかげだ、また頼むぞ」ポン

戦士「う、うっせーよドスケベ!!」

ドゲシッ

戦士「ふ、ふん」



 97 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 22:09:20 ID:3Juf0C4c

……

勇者「ね、戦士さん、ちょっとだけでいいからさ、触ってくれないかなーなんて」ドキドキ

戦士「は? 触る?」

勇者「勇者の剣を握ってみたくないかなーなんて」ドキドキ

戦士「握りたいわけねーだろ!!」

ドゲシッ

勇者「いてて、で、でもさ、きっともっと早く出せると思うんだけど」

戦士「う……」

勇者「や、やだったらさ、もう頼まないから」

勇者「その、自分でやるより、戦士さんに触ってもらった方が嬉しいなって」

戦士「ん……」



 98 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 22:19:08 ID:3Juf0C4c

戦士「い、一回だけ!! 一回だけだからな!!」

勇者「うん!!」パァァァ

戦士「(……うあ……自己嫌悪だ……」

勇者「よ、よろしくお願いしまーす」

ズルン

戦士「(で、でけえよ……やっぱり)」

戦士「(いやいやいや、他の男のものなんて知らないけどよ)」

戦士「(うあ……こええ……)」

ギュッ

勇者「んっ」ビクン



 99 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 22:27:13 ID:3Juf0C4c [10/16]

戦士「あ、熱いな……これ……」ニギニギ

勇者「んっ……戦士さんの手……冷たくて気持ちいい……」

戦士「そ、そうか?」ニギニギ

戦士「(なんだろうこれ……ドキドキしやがる)」ニギニギ

勇者「っうああっ」ビクン

びゅるるっびゅっっびゅっ

びちゃびちゃっ

戦士「っぅあっ!!」

戦士「ば、馬鹿!! なに顔にかけてんだっ!!」

キュウーン

勇者(賢)「ふぅ……」

勇者(賢)「すまんな、これで顔をふけ」スッ

戦士「あ、ありがと」



 100 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2012/11/28(水) 22:30:26 ID:g/rCNTn6

>>99
急に早漏でワロタ



 101 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 22:43:06 ID:3Juf0C4c

……

勇者「ね、戦士さん、ちょっとだけでいいからさ、胸で挟んでくれないかなーなんて」ドキドキ

戦士「は? 挟むぅ!?」ビクッ

勇者「戦士さんのおっぱいで挟んでもらえたら気持ちよさそうだなー」ドキドキ

戦士「ちょ、調子に乗りすぎだろ!?」

戦士「あ、あたしの胸で、とかそんな、いやらしい」

勇者「……だめかあ」ショボン

戦士「だ、だめだよ」

戦士「(みみみ見せるだけでも恥ずかしいってのに!!)」

戦士「(触られて変な声出ちまうのはもっと恥ずかしいってのに!!)」



 102 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 22:59:18 ID:3Juf0C4c

勇者「せっかくスライムジェルっていうの買ってみたのに」

戦士「旅の資金でいらんモノ買うんじゃねえよ!!」

勇者「戦士さん……やっぱり僕の賢者モードのお手伝いするの、いや?」

戦士「も、もちろんいやだよ」

戦士「でもほら、魔王討伐のために、仕方なくだな」

勇者「僕……おっきなおっぱいで挟んでもらうのが夢だったんだ……」

戦士「おい、夢のスケールちっさくなってんぞ」

勇者「誰か、挟んでくれる人、いるかなあ」

戦士「っ」ドキッ



 103 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 23:07:37 ID:3Juf0C4c

戦士「お、お前まさか、お嬢ちゃんに手出したりしねえよな」

勇者「え? なんで?」

戦士「い、いや、あたしがお前の手伝いしてんのはさ、お嬢ちゃんに危害が加わらないようにって思いもあって」

勇者「や、やだなあ戦士さん、僧侶ちゃんにそんなことしないよ」

戦士「だったらいいんだけど」

勇者「はぁ」

戦士「お、お前、胸の大きな女が好きなのか?」

勇者「うん♪」

戦士「(くそ、笑顔が眩しいぞこの野郎)」



 104 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/28(水) 23:13:13 ID:3Juf0C4c

……

魔法使い「ふうむ、珍しく遅いですな」

僧侶「お話してるんですかねえ」

魔法使い「最近早くなったと思ったら……」

僧侶「でも、お姉ちゃんと勇者さん、最近なかよしさんですよねえー」

魔法使い「う、うむ(意味合いがちと違うがのう)」

僧侶「二人がなかよしさんだと、私もなんだか嬉しいんですー」

魔法使い「そうじゃなあ」

ボボボボボボボボ

魔人「ギャアアアアアアアア」

僧侶「ていてい」ゴスゴス

魔人「ギャアアアアアアアアアアア」



 109 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 20:49:07 ID:MSzPl2OQ

……

戦士「(く、くそっ、なんであたしがこんなこと……)」

ぬちゅぬちゅ

勇者「ふぁああああ、き、気持ちいい」ゾクゾク

ぬちゅぬちゅ

戦士「(胸で、とかそんな、いやらしい)」

にゅちにゅち

勇者「っふあ!!」ビクンビクン

びゅびゅるるっ

戦士「(でもあたし……ちょっと興奮してる……)

ペロッ



 110 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 21:00:51 ID:MSzPl2OQ

―洞窟―

戦士「この洞窟を抜けりゃあ、新しい島に到達できるはずだ」

魔法使い「着々と魔王城へ近付いていますな」

僧侶「うう、暗くて怖いですー」ブルブル

勇者「僧侶ちゃん、手、離しちゃだめだよ」

僧侶「はいー」

戦士「ここ最近、じいさんもお嬢ちゃんも使える魔法が増えてきてるよなあ」

僧侶「はい、頑張ってますから♪」

魔法使い「この辺の敵なぞ、一掃できますぞ」

戦士「あたしらのせいかな……」



 111 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 21:08:58 ID:MSzPl2OQ

魔法使い「あなたたちの『おかげ』ですじゃ」

僧侶「勇者さんのパーティーは、強くなくちゃいけませんからねえ」

魔法使い「前線を張れること、誇りに思っていますぞ」

戦士「でも、あたしは……」

僧侶「?」

戦士「(あたしは、なにができてんだろ)」

戦士「(勇者の手伝い? でも、それだけだ)」

戦士「(はたから見りゃあ、ただのアバズレだよな)」



 113 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 21:26:54 ID:MSzPl2OQ [4/16]

勇者「戦士さんは、このパーティーになくてはならない存在ですよ」

戦士「っ」

勇者「あのとき無理にでも誘って、本当に良かったと思ってます」

戦士「……スケベ」

勇者「そういう意味じゃありませんよ」

勇者「色んな意味で、ね」

戦士「い、色んなって、どんな」

勇者「色々です」ニコッ

戦士「ふ、ふん」



 114 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 21:36:36 ID:MSzPl2OQ [5/16]

僧侶「あ、宝箱ですよう」

タタタ

勇者「は、走ると危ないよ」

僧侶「えへへー」

ガチャリ

僧侶「……?」

魔法使い「なんですかな、これ」

戦士「装備品?」



 115 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 21:45:38 ID:MSzPl2OQ

勇者「鉄の鎧かなあ」

僧侶「格好良いですねえ」

勇者「ちょっとつけてみようかな」

ガチャガチャ

戦士「そこはそうじゃねえだろ、足を通して……」

勇者「あれ、ちょっときついかな」

戦士「入るって、これくらい」

ガチャン

デュンデュンデュンデュン

勇者「ん?」



 116 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 21:52:53 ID:MSzPl2OQ

勇者「あれ、これ外れないぞ」

ガチャガチャ

戦士「ああん? ちっときついだけだろ」

ガチャガチャ

戦士「……取れねえ」

魔法使い「ま、まさか」

僧侶「呪われちゃったんじゃ……



 117 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 22:03:39 ID:MSzPl2OQ

勇者「や、やばいことに気がつきましたよ」

戦士「なんだよ」

勇者「これが外れないと、賢者モードが使えません」

戦士「……マジだ」

魔法使い「まあまあ、慌てなさるな」

魔法使い「呪いを解く魔法なら既に習得しましたぞ」

戦士「おお、じいさんやるじゃねーか!!」

勇者「いやあ、一時はどうなる事かと」



 118 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 22:16:16 ID:MSzPl2OQ

 魔法使いの「シャナク」!!
 しかし、呪いは解けなかった!!

魔法使い「むう」

戦士「な、なんでだよ!!」

 魔法使いの「シャナク」!!
 しかし、呪いは解けなかった!!

魔法使い「むむむ」

僧侶「おじいちゃん頑張って!!」



 119 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 22:20:45 ID:MSzPl2OQ

……

魔法使い「ぜえぜえ」

戦士「どうなってんだよ」

勇者「ね、ねえ戦士さん、僕ずっとこのままなのかなあ」

戦士「弱気なこと言ってんじゃねえよ!!」

戦士「くそ、教会に行くか……」

僧侶「洞窟の出口は、たぶん近いですよ」

戦士「ああ、戻るよりその方がよさそうだ」



 120 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 22:27:39 ID:MSzPl2OQ

―岩陰―

?「ククク……勇者め、まんまと貞操帯を装備しやがった」

?「これであの勇者の馬鹿でかい魔力も封じれるというものだ」

?「今なら、やれる!!」



 121 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 22:46:14 ID:MSzPl2OQ

デーモンA「うがああああああああ」

デーモンB「うがああああああああ」

デーモンC「うがああああああああ」

戦士「ちいっ、こんなときにモンスターかよ!!」

魔法使い「賢者モードなしで戦うしかありませんな」

戦士「くそ、多いな」

 戦士の「まじんぎり」!!

魔法使い「時間稼ぎは必要ありませんな」

 魔法使いの「ベギラゴン」!!

僧侶「私も魔法使っちゃいますよう」

 僧侶の「ザラキ」!!

 モンスターたちは砕け散った!!

戦士「あれ」



 122 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 22:56:09 ID:MSzPl2OQ

戦士「今のモンスターたち、弱くねえか」

魔法使い「いやいや、わしらが強くなっとるのです」

僧侶「お姉ちゃんのまじんぎり、久しぶりに見ましたー」

勇者「くそ、この、ふん」

ガチャガチャ

戦士「勇者が装備外そうとしてる間に終わっちまったぞ」

勇者「え?」ゼエゼエ



 123 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 23:00:52 ID:MSzPl2OQ

―教会―

神父「ふむ、呪いですか」

戦士「この装備、取れねえんだよ」

僧侶「世界の平和に関わるんですー」

魔法使い「わしのシャナクでも解けなかったんじゃ」

神父「ふうむ」

ガチャガチャ

神父「これは、魔王級の魔力が込められているようです」

勇者「ま、魔王級の!?」



 124 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/11/29(木) 23:08:34 ID:MSzPl2OQ

神父「この強力な呪いを解くには、それ相応の魔力で解かなければいけません」

戦士「ってことは……」

魔法使い「わしの魔力では足りないようですなあ」

僧侶「どうしましょうー」

勇者「僕が賢者モードになる必要があるってことかあ」

戦士「できんのかよ、そんなこと」

勇者「勇者の剣を封じられた状態で、煩悩エネルギーを放出できれば……」

戦士「つ、つまり、触らずにイクってことか?」

勇者「……」ワクワク

戦士「馬鹿、期待してんじゃねえよ!!」

ドゲシッ



 127 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 20:45:55 ID:Mp0u68wU

神父「呪いの解き方なら、この先の森にいるエルフ族に聞くと良いかもしれません」

僧侶「エルフですか?」

魔法使い「わしも会うのは初めてじゃなあ」

戦士「エルフって人間が嫌いなんじゃなかったか」

神父「私の紹介ですと言えば、きっと受け入れてくれると思いますよ」

戦士「そっか、悪いな」



 128 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 20:58:30 ID:Mp0u68wU

―森―

戦士「ええい、どこまで進みゃあ集落に行けるんだよ」ガサガサ

僧侶「枝が痛いですう」ガサガサ

魔法使い「腰が痛いのう」ガサガサ

勇者「すみません、僕のために」ガサガサ

戦士「本当だよ、お前勇者なんだから先頭歩けよな」ガサガサ



 129 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 21:07:09 ID:Mp0u68wU [3/16]

僧侶「あっ、美味しそうなキノコがありましたよう」ツンツン

魔法使い「ほほう、そういえばお腹が空きましたなあ」

僧侶「焼いたら食べられますかねえ」ツンツン

戦士「おい、早く行くぞ」

僧侶「ううん、せっかくなので持って行きましょう」ゴソゴソ

魔法使い「あとで焼いてあげようね」

僧侶「わあい♪」

戦士「ったく、呑気なもんだぜ」

勇者「僧侶ちゃんとキノコ僧侶ちゃんとキノコ……」ブツブツ

戦士「おい、邪なことを考えるんじゃねえ」



 130 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 21:27:51 ID:Mp0u68wU

―エルフの里―

勇者「はああ、なんかのどかですね」

戦士「人間の町とは、少し雰囲気が違うな」

僧侶「あのー、すみません」

エルフ「きゃああっ、人間!!」

戦士「ま、待て待て、あたしらさ、町の神父さんに勧められて来たんだけどよ」

魔法使い「呪いの解き方について、教えていただきたいと思いましてな」

エルフ「は、はあ、神父様のお知りあい、ですか」



 131 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 21:35:21 ID:Mp0u68wU [5/16]

エルフ「で、では、どうぞこちらへ」

戦士「ああ、悪いな」

「人間……人間……」ヒソヒソ

「家の中に入りましょう」ヒソヒソ

「怖いわ……目を合わせちゃだめよ」ヒソヒソ

僧侶「むう、嫌われてますねえ」

魔法使い「ううむ、見た目はさほど変わらないのに、残念ですじゃ」

僧侶「どうしてでしょう?」

魔法使い「わしにもよくわかりませんが、たぶん人間は過去にエルフにひどいことをしたのでしょうな」

僧侶「ひどいこと……」



 132 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 21:54:55 ID:Mp0u68wU

―女王の間―

エルフ「女王、町の神父の知りあいだという人間が来ておりますが」

エルフ女王「通しなさい」

エルフ「は、はい」

エルフ女王「ふふ……人間ですか」

エルフ女王「会うのはずいぶん久しぶりですね」

エルフ「し、失礼のないように、お、お願いします」

戦士「ああ、わかった」

僧侶「私たち、怖くないですよ?」

エルフ「え、ええ、では」スタスタ

僧侶「……怖がられましたー」

魔法使い「むう」



 133 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 22:28:00 ID:Mp0u68wU

エルフ女王「神父から伝書鳩をもらっています」

戦士「そ、そうか、それなら話が早い」

エルフ女王「勇者というのは、あなたですね」

勇者「は、はい」

エルフ女王「呪いというのは、その腰の鎧のことですね」

勇者「……はい」

エルフ女王「申し訳ありませんが、しばらく彼と二人で過ごさせてください」

魔法使い「は、はあ」

エルフ女王「すぐに部屋を用意させるので、他の者はそちらへ」



 134 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 22:53:12 ID:Mp0u68wU

……

勇者「あの、僕、賢者モードという極意を教えてもらったんですが、これでは使えなくって……」

エルフ女王「賢者モード……」

エルフ女王「懐かしい響きです」

勇者「ご、ご存じなんですか!?」

エルフ女王「ええ、過去にも、その技を持つ勇者に会ったことがありますよ」

エルフ女王「ふふ、その時にも、私が呪いを解く手伝いをさせていただきました」

勇者「そうなんですか!?」

エルフ女王「ええ、私の力をもってすれば、容易いことです」



 135 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 23:03:22 ID:Mp0u68wU [9/16]

エルフ女王「ときに、あなたはどのように賢者モードに入るのですか?」

勇者「え、えっと、最初は自分で抜くだけだったんですけど、最近は戦士さんに手伝ってもらって」

エルフ女王「て、手伝ってもらう!?」

勇者「あの、おっぱいを見せてもらったり、挟んでもらったり、とか」

勇者「そうするとすごく早く賢者モードになれるんです」

エルフ女王「そ、それはなんというか……そうですか……そういった仲でしたか……」

勇者「そういった仲?」

エルフ女王「仲間という枠を越えた仲、なのですね」

勇者「はあ……」



 136 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 23:12:01 ID:Mp0u68wU

エルフ女王「私の呪いの解き方は、ご存じなのでしょうか」

勇者「い、いえ、まったく」

エルフ女王「そう、それで……」

勇者「?」

エルフ女王「いいですか、今日はもう遅いので、呪いの解除は明日の夕刻とさせていただきます」

勇者「はあ」

エルフ女王「先を急ぐ旅でしょうが、堪えていただきますようお願いします」

勇者「も、もちろん、呪いを解いてもらえるのなら何日でも」

エルフ女王「私の呪いの解除方法をお伝えしておきますから、明日の夕刻までに仲間とご相談ください」

勇者「は、はあ」



 137 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 23:19:03 ID:Mp0u68wU

―宿―

魔法使い「女王様は、わしらのことを怖がらなかったようじゃなあ」

戦士「ま、そりゃ神父に知りあいがいるくらいだからな」

僧侶「勇者さん、呪いが解けるでしょうかー」

戦士「大丈夫なんじゃねえの、たぶん」

僧侶「呪いが解けないと、賢者モードになれないですもんねー」

魔法使い「ふぉふぉふぉ、若者には少々酷な呪いですしのう」

戦士「……あのさ、お嬢ちゃんはあいつの賢者の力のこと、わかってんの?」

僧侶「ううん、なんとなくですー」

戦士「だよなあ」



 138 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 23:33:43 ID:Mp0u68wU

僧侶「お姉ちゃんは、いつも勇者さんのお手伝いをしてるんですよねえ」

戦士「お、おう」ドキッ

僧侶「そのお手伝い、私にもできますか?」

戦士「や、やめときなさい」

僧侶「どうしてですか?」

戦士「お嬢ちゃんには、は、早いことだから」

僧侶「そうですか、残念ですう」



 139 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 23:39:25 ID:Mp0u68wU

僧侶「おじいちゃんではだめなんですか?」

戦士「んぐっ」

魔法使い「ふぉふぉふぉ、わしにもちと無理な『お手伝い』ですじゃ」

僧侶「そうなんですかー」

戦士「無邪気ってこええな」ボソボソ

魔法使い「このまま穢れを知らぬお嬢ちゃんでいさせてやりたいですのう」ボソボソ



 140 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 23:43:14 ID:Mp0u68wU

僧侶「じゃあ、そのお手伝いって、お姉ちゃんにしかできないことなんですね?」

戦士「……ん……」

僧侶「違うんですか?」

魔法使い「ふぉふぉふぉ」

戦士「どうかな……」

戦士「(あいつが、その辺の町娘と……)」

戦士「(いやいや、お姫様と……?)」



 141 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 23:49:12 ID:Mp0u68wU

 勇者「ああ……気持ちいいよ……」ビクン

 町娘「勇者様……はぁはぁ……」グチュグチュ

 勇者「ああ、もう限界だ……」ビクンビクン

 町娘「んあっ」グチュグチュ

 キュウーン

 勇者(賢)「ふぅ……」

 町娘「うふふ……今日も村のために、いえ、私のためにモンスターをやっつけちゃってくださいね」チュッ




戦士「……………………」イラッ



 142 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/01(土) 23:58:44 ID:Mp0u68wU

 勇者「はぁ……はぁ……気持ちいいです、姫」ビクン

 姫「ふ、ふん、世界の平和のためとはいえ、なぜ私がこんないやらしいことを」ヌチュヌチュ

 勇者「そ、それでも、僕を気持ち良くしてくださる姫は素敵です」ハァハァ

 姫「う、うるさい」ヌチュヌチュ

 勇者「うあっ」ビクンビクン

 姫「きゃっ」

 キュウーン

 勇者(賢)「ふぅ……」

 姫「し、死んだら許さんからな」チュッ




戦士「……………………」イラッ



 143 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 00:04:26 ID:eisxcQnc

戦士「あいつがその辺の女と軽々しく賢者モードになりやがったら、許さん」

魔法使い「ふぉふぉふぉ」

僧侶「さすがお姉ちゃんです♪」

戦士「(あれ、なんであたしイライラするんだろ)」

僧侶「私も早く、お姉ちゃんみたいな素敵な女性になりたいですー」

戦士「ん、んん、頑張れよ」ポン

僧侶「はい♪」

魔法使い「ふぉふぉふぉ」



 144 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 00:09:44 ID:eisxcQnc

……

勇者「ただいま」

戦士「あれ、早えな」

僧侶「呪いは……」

勇者「……」

僧侶「まだ解けてないみたいですねえー」

魔法使い「失敗だったのですかな?」

勇者「いや、そうじゃないんだ……」



 145 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 00:14:14 ID:eisxcQnc

勇者「僧侶ちゃん、ちょっとの間、席を外してくれるかな」

僧侶「?」

僧侶「大人の話ですか?」

勇者「そう、そうなんだ、悪いけど」

僧侶「わ、わかりましたー」

……

戦士「なんだ、お嬢ちゃんには聞かせられねえ話なのか」

勇者「ええ、残念ながら」



 146 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 00:20:32 ID:eisxcQnc

勇者「その、女王様はですね、すんごい秘技を持っているらしくて」

戦士「秘技?」

勇者「いわゆる、その、触らずにイかせる技です」

魔法使い「ふぉふぉふぉ、興味深い」

戦士「ば、馬鹿!!」

勇者「それを使って、僕を賢者モードにできれば……」

戦士「賢者の魔法で呪いが解けるってことか?」

勇者「そう、らしいです」



 147 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 00:28:00 ID:eisxcQnc [5/20]

戦士「で、その、それをやってもらった、のか?」ドキドキ

勇者「いえ、まだです」

勇者「僕もよくわからないんですけど、明日の夕刻まで時間をやるから仲間と相談しろ、って」

魔法使い「ふうむ」

戦士「相談……」

勇者「でも、僕が呪いを解いてもらわないといけないことは変わりないですし」

勇者「相談って、なにを相談したらいいのやら」

戦士「……」



 148 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 00:33:25 ID:eisxcQnc [6/20]

勇者「まあ明日の夕刻まで時間がありますし、ゆっくりしましょう」

魔法使い「ここしばらく、旅続きでしたからな」

魔法使い「小休止、ということでいいんじゃないかの」

勇者「ええ、そうですね」

魔法使い「それじゃあ、お嬢ちゃんを呼びに行ってくるぞい」

戦士「……」

魔法使い「(考える時間をあげたのは、勇者殿ではなく戦士さんに、ということかのう)」チラッ

戦士「……」イライラ



 153 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 22:12:53 ID:eisxcQnc [9/20]

―朝―

ムクリ

勇者「ううん、気分爽快、元気溌剌」

勇者「……」

ガチーン

勇者「勇者の剣は封じられたまま、と」

戦士「ううん」モゾモゾ

勇者「っ」ビクン

戦士「っ、むにゃむにゃ」モゾモゾ

勇者「戦士さん相変わらず寝相が悪い……」

戦士「んん……固いな……」モゾモゾ

勇者「っ」ドキッ



 154 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 22:17:50 ID:eisxcQnc

魔法使い「おはようございます」

勇者「あ、おはようございます」

魔法使い「今日は、どうされますかな」

勇者「そうですね、この里の人たちに嫌がられなければ、装備品も充実させておきたいところですね」

魔法使い「そうですなあ」

魔法使い「(勇者殿は、戦士さんとのことをどのように考えているのか……)」

勇者「夕刻までって、ちょっと暇ですよねえ」

魔法使い「(天然なのか鈍感なのか……)」

魔法使い「(まあ、戦士さん次第、ということですかなあ)」



 155 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 22:22:38 ID:eisxcQnc

戦士「ぅあ……」ボー

魔法使い「おはようございます」

戦士「ぁぃ……ぁぃ……」ボー

僧侶「お姉ちゃんパジャマがはだけてますよう」

戦士「……魅惑……うふふ……」ボー

魔法使い「色気のいの字もありませんのう」

僧侶「あ姉ちゃんだらしないですうー」

戦士「むにゃむにゃ……」ボー



 156 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 22:29:22 ID:eisxcQnc

戦士「あれ、勇者は?」

魔法使い「なんだか一人になりたいと、さっき出かけていきました」

戦士「……へえ」

魔法使い「気になりますか?」

戦士「ベ、別に」

僧侶「今日はなにをしましょうかー」

魔法使い「この里で武器や防具を揃えましょう」

魔法使い「わしの杖も、最近傷みがひどくて」

僧侶「わあい♪」

戦士「……」



 157 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 22:36:29 ID:eisxcQnc

……

僧侶「このローブ、軽くって素敵です」

魔法使い「お嬢ちゃんによく似合っておる」

魔法使い「わしもこの帽子を買っておくかのう」

僧侶「おじいちゃん、似合ってますよう」

戦士「……」

僧侶「お姉ちゃん、元気ないですねえ」ボソボソ

魔法使い「そうじゃなあ、心配じゃ」ボソボソ



 158 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 22:43:20 ID:eisxcQnc

戦士「あ……」

戦士「この鎧……」

僧侶「わ、ちょっと高いですねえ」

戦士「でも、身軽そうでいいな……」

僧侶「……」

僧侶「身軽なのが、いいんですか?」

戦士「ああ、そうすりゃもっと……」

戦士「(もっと……あいつに……)」

僧侶「?」



 159 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 22:53:44 ID:eisxcQnc

魔法使い「やや、鎧を変えてちょっとセクシーになりましたな」

戦士「そ、そうかな」

僧侶「お姉ちゃん、格好良いです」

戦士「ん、ああ、ありがと」

魔法使い「無理していませんか?」

戦士「別に、無理なんてしてねえよ」

魔法使い「それならいいのですが……」

魔法使い「(やはり、無理をしているようにしか見えませんな)」



 160 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 23:02:53 ID:eisxcQnc

僧侶「お姉ちゃん、勇者さんとお話しましたか?」

戦士「……いや」

僧侶「お姉ちゃん、ずっと悲しそうです」

僧侶「その悲しい気持ち、勇者さんにちゃんと伝えた方がいいと思います」

戦士「……言えねえよ」

僧侶「ど、どうしてですか!?」

戦士「あたしは、ただの仲間だ」

戦士「それ以上の何でもねえんだよ」

僧侶「それは違います!!」



 161 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 23:11:32 ID:eisxcQnc

僧侶「勇者さん、言ってたじゃないですか」

僧侶「お姉ちゃんは、なくてはならない存在だって!!」

 勇者「戦士さんは、このパーティーになくてはならない存在ですよ」

戦士「……ん……」

僧侶「誘って、本当に良かったって!!」

 勇者「あのとき無理にでも誘って、本当に良かったと思ってます」

戦士「っく……」

僧侶「お姉ちゃんにとっても、勇者さんは、大切なんですよね!?」



 162 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 23:19:07 ID:eisxcQnc

戦士「最初は、やらしいことされて、不快だった」

魔法使い「……」

戦士「でも、それが世界の平和につながるなら、いいかなって、投げやりに考えてた」

僧侶「……」

戦士「あたしには、今までの人生、剣しかなかったんだ」

戦士「剣をふるって血を流して、戦いの中で生きて来たんだ」

魔法使い「……」

戦士「そんな、あたしの傷だらけの身体を、あいつは綺麗だって言ってくれた

僧侶「お姉ちゃん……」

戦士「やっぱ……嬉しかったんだろな……忘れられねえんだ……その言葉



 163 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/02(日) 23:28:56 ID:eisxcQnc

僧侶「お姉ちゃんは、勇者さんの呪いを自分で解きたいんですよね」

戦士「そう……なのかな……」

僧侶「エルフの女王さんに、勇者さんをとられるのが嫌なんですよね!!」

戦士「う……」

魔法使い「ふぉふぉふぉ、お嬢ちゃんの方が、よっぽど大人じゃなあ」

僧侶「え、えへへ?」

魔法使い「なにもかも、あなたが決めることじゃ」

魔法使い「わしらはあなたを応援しますぞ」

戦士「……うん」



 167 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 22:14:36 ID:N9iKoG1A

……

勇者「ただいま」

僧侶「わ、勇者さん傷だらけですう」

魔法使い「どうしたんですかな」

勇者「いや、ちょっと、西の洞窟に」

僧侶「すぐ回復しますね!!」

シュワワワ

勇者「ああ、生き返る」

僧侶「無茶しないでくださいよう」

シュワワワ



 168 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 22:23:22 ID:N9iKoG1A

戦士「お前、回復魔法使えただろ?」

勇者「ははは、そうなんですけどね」

勇者「コレのせいでか、魔法が上手く使えなくて」ガチャガチャ

戦士「っ馬鹿!!」

僧侶「薬草とか持って行かなかったんですか?」

勇者「うん、すぐなくなっちゃってね」

戦士「ったく……ふらっと一人でいなくなって、傷だらけで帰ってくるなんてよ」

勇者「心配かけて、御免なさい」

戦士「あたしはいいから、お嬢ちゃんに謝っとけよ」

戦士「……すっげえ心配してたんだからよ」

勇者「うん……ごめんね」

僧侶「そ、そうですよ、もう」



 169 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 22:30:34 ID:N9iKoG1A

僧侶「さ、ご飯にしましょう」

勇者「ああ、腹ペコだ」

魔法使い「おや、その袋は?」

勇者「あ、ああ、洞窟でね、こんなのが取れたから」ゴソゴソ

戦士「おお、魚じゃねえか」

僧侶「昨日のキノコも残ってますよう」

魔法使い「じゃあ今日はわしとお嬢ちゃんで作ろうかの」

僧侶「腕をふるいますようー♪」

僧侶「お姉ちゃんは、勇者さんについていてあげてくださいね」

戦士「あ、ああ」



 170 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 22:38:48 ID:N9iKoG1A

戦士「……心配かけんなよ」

勇者「うん、御免ね」

戦士「無事でよかったけど、さ」

勇者「うん、戦士さんは優しいね」

戦士「……ふん」

勇者「ね、今日の夕方さ、戦士さんにもついてきてほしいんだ」

戦士「……あたしも、そのつもりだった」

勇者「うん」



 171 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 22:44:32 ID:N9iKoG1A

勇者「戦士さん、鎧が変わったね」

戦士「!!」

戦士「……お、おう、新調したんだ」

勇者「ふうん」

戦士「ど、どうかな」

勇者「似合ってるよ、すごく」

戦士「馬鹿」

勇者「褒めたのに……」

戦士「……馬鹿」



 172 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 22:58:03 ID:N9iKoG1A

勇者「おへそ出したんだね」

戦士「……おう」

勇者「セクシーだ」

戦士「……そか」

勇者「舐めたい」

ドゲシッ

戦士「馬鹿」



 173 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 23:03:45 ID:N9iKoG1A

僧侶「この魚、美味しそうですねえ」ジュウジュウ

魔法使い「昨日のキノコにも、よくあいそうじゃ」

僧侶「さ、完成ですよー♪」カンカン

カチャカチャ

魔法使い「ちょっと、皿を二つこっちにくれないかのう」

僧侶「はあい」

魔法使い「ふぉふぉふぉ」

ポポポポポポポポ

僧侶「?」

僧侶「魔法ですか?」



 174 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 23:08:42 ID:N9iKoG1A

魔法使い「うむ、この魔法をかけておくとな、食べたあと仲良くなるんじゃよ」

僧侶「これを、あのお二人に?」

魔法使い「そうじゃ、間違って食べたらいかんぞ」

僧侶「魔法で仲良くなるんですかあ……」

魔法使い「あの二人には秘密じゃよ」

僧侶「はあい」

僧侶「でも、魔法なんかなくても、きっちり仲直りしてほしいですう」

魔法使い「なに、この魔法はただのきっかけじゃ」

魔法使い「心配せんでも、すぐに元通りになるじゃろう」

僧侶「うふふ、そうですねえ」



 175 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 23:13:26 ID:N9iKoG1A

……

勇者「さてと、それじゃ女王様の所に行ってきます」

戦士「……」

僧侶「いってらっしゃいです」

魔法使い「無事に呪いが解けると、いいですな」

戦士「ああ」

僧侶「仲良くお留守番してますので」

戦士「ああ」

僧侶「お二人も仲良く、ですよ」

勇者「うん」

僧侶「うふふ」



 177 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 23:24:04 ID:N9iKoG1A [11/17]

……

エルフ女王「来ましたね」

勇者「はい」

戦士「……」

エルフ女王「それで、結論は出ましたか」

勇者「……」

戦士「あ、あのさ」

戦士「呪いの解除、あたしにやらせてほしいんだけど」

エルフ女王「……」ニコッ



 178 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 23:31:23 ID:N9iKoG1A [12/17]

エルフ女王「そう言うだろうと、思っていましたよ」

勇者「……え?」

エルフ女王「この方はずいぶん鈍感そうなので、ね」

エルフ女王「あなたが言い出すだろうとは思っていましたが」

戦士「……ふん」

戦士「鈍感で、デリカシーのない馬鹿だよ」

勇者「え、それ僕のこと?」

戦士「他に誰がいるんだよ!!」



 179 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 23:35:11 ID:N9iKoG1A

エルフ女王「さて、ではこちらの部屋へ」

戦士「ああ」

勇者「あれ、僕抜きで話が進んでる?」

……

僧侶「ヒマですねえ」

魔法使い「なにをしようかのう」

僧侶「なぞなぞ遊びでもしましょう」

魔法使い「ほほう」

僧侶「うーんと、ぼうはぼうでも、隠し持っているぼうはなーんだ?」

魔法使い「むむ、かくれんぼ?」

僧侶「違いますー♪」



 180 以下、名無しが深夜にお送りします sage 2012/12/04(火) 23:38:47 ID:7G5BojCk

ちんぼ…


>>180 コラッ

  


 181 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 23:40:02 ID:N9iKoG1A

ガチャリ

勇者「え、なんですかこれ」

エルフ女王「この解除の方法をお教えしますね」

戦士「ああ」

エルフ女王「勇者さんが拘束されたまま、煩悩エネルギーを放出すること」

エルフ女王「これが最良の解除法であり、しかし最も難しいのです」

勇者「拘束増えてるよ!?」ガチャガチャ

エルフ女王「本人が自由ではいけません」

エルフ女王「焦らして焦らして、煩悩を高め極めるのです」

勇者「腕が動かないよ!?」ガチャガチャ



 182 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 23:47:17 ID:N9iKoG1A

エルフ女王「あなた、今までどんなふうに勇者の煩悩エネルギーを放出させてきましたか?」

戦士「え、えっと、手で握ったりこすったり、む、胸で、とか」

エルフ女王「なるほど」

バリバリィ!!

勇者「服がぁあ!!」

エルフ女王「口を使ったことは?」

戦士「な、ないよ」

勇者「普通逆ですよね!? ポジション逆ですよね!?」

勇者「ていうか服破ったことに対するリアクションはないんですか!?」



 183 以下、名無しが深夜にお送りします  2012/12/04(火) 23:51:51 ID:N9iKoG1A

エルフ女王「ふふふ」ペロッ

勇者「ひゃあう!!」ビクン

戦士「……っ」

エルフ女王「口、舌、唾液は、男性を興奮させるのにとても有効なんですよ」

戦士「……うう」

エルフ女王「さあ、あなたもやってみてください」

戦士「……おう」

勇者「まな板の鯉とはこのことですな」プルプル



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ここでのSSとは、主に既存のキャラを使わないショートストーリー、ショートショートのことです。
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